一度の保証（短編集）
２週間なんて、日々時間に追われて忙しく働いている まだ新人と変わらない俺にとっては 早すぎるもので、えりなとの約束の日は、翌日にせまっていた。



第２と第４土曜が休みの俺は、今日の休日の土曜を彼女の紗和と過ごしていた。



昼から街に出て、疲れた足を休めるように入ったお好み焼き屋で、酒を飲みながら同じ時間を楽しんでいる。



俺は、冷えたビールに手をのばし、泡が盛り上がっているまますぐ飲む。



紗和は、青りんごサワーを、おいしそうに飲んでいた。



同期入社の俺達に、付き合うまでの時間はかからなく、もうすぐ二年立とうとしていた。



「うまっ」



俺が、ジョッキを置き言うと、紗和もジョッキから唇を離し言う。



「うまっ だね」



「ははっ 今日は、紗和何か色々買ってたなぁ？」



「そうなの。ジーンズでしょ、それに合う靴に、帽子も、一つくらい欲しいなって思ってたから、コサージュ付きの買っちゃった」



「いつもは、ほとんど買い物なんてしないのにな」



俺は、出来たてあつあつのねぎ焼きにポンズだれをぬる作業をしながら話す。


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