一度の保証（短編集）
翌日、紗和に話しがあるからと昼食を、いつもは 女同士男同士で済ませている俺達だが、外に二人で食べに言った。



もちろんえりなの事でだった。



どこにでもある 並んでいる列が少ない定食屋に入り、向かい合わせで座り、せわしない店内で、注文した丼物がくるのを待つ間に、さったと話し出した。



「紗和、えりなの事なんだけど」



「えりな？」



「妹だよ」



「あー 話してた？」



「うん、昨日さ、来たんだけど、来週から友達と一ヶ月間旅行に行くって言うんだよ」



「えー？！すごいわね。
本当は、旅行に行くのが目的だったの？」



「さぁ？どうかな？自由に時間を使いたかったのはあるんじゃない？
多分 親を気にせずって そんな時もあるだろ」



「そうね。あ！！でも、私 太一が旅行行こうって言ってくれたから行きたい場所考えちゃった！」



「あはっ いいね。どこ？」



俺は、そんな紗和を可愛いいなと思い聞いた。



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