一度の保証(短編集)
「してたじゃない〜。そして、心配そうに」
紗和が、あの笑顔を えりなに向け言った。
えりなは、紗和の笑顔を見て、にこっと微笑み、話し出した。
「仲良いんですね。
あたしね、太一お兄ちゃん。
好きな人がいるの」
「ホストクラブに?」
こくんと俺の問いかけに首を下ろしたえりな
「ホストなのか?」
「うん、そうなの」
「けど、いつ知り合ったんだよ?お前 大阪に来たことあったのか?」
「うん。一度だけ。
高校の修学旅行がね。なぜか あたし達の学年の時だけ大阪だったの」
「学校の行事でなら、どうやって知り合うんだよ?」
「自由行動の時、あたし 友達とはぐれて…」
「ありきたりだな。で?助けられた?」
「なんだけど、あたしから声をかけたの」
「また どうして?」
「もちろんホストとは知らずによ?
裕馬君が、あたしの側を通りすぎた時、目がね、一瞬合って、そうゆう事ってよくある事だし、あたしは、普通に反らそうとしてて、けどね、微笑みかけてくれたと思うと裕馬君が歩いて来た方向に親指を向けてすれ違うまであたしを見てたの」
紗和が、あの笑顔を えりなに向け言った。
えりなは、紗和の笑顔を見て、にこっと微笑み、話し出した。
「仲良いんですね。
あたしね、太一お兄ちゃん。
好きな人がいるの」
「ホストクラブに?」
こくんと俺の問いかけに首を下ろしたえりな
「ホストなのか?」
「うん、そうなの」
「けど、いつ知り合ったんだよ?お前 大阪に来たことあったのか?」
「うん。一度だけ。
高校の修学旅行がね。なぜか あたし達の学年の時だけ大阪だったの」
「学校の行事でなら、どうやって知り合うんだよ?」
「自由行動の時、あたし 友達とはぐれて…」
「ありきたりだな。で?助けられた?」
「なんだけど、あたしから声をかけたの」
「また どうして?」
「もちろんホストとは知らずによ?
裕馬君が、あたしの側を通りすぎた時、目がね、一瞬合って、そうゆう事ってよくある事だし、あたしは、普通に反らそうとしてて、けどね、微笑みかけてくれたと思うと裕馬君が歩いて来た方向に親指を向けてすれ違うまであたしを見てたの」