一度の保証(短編集)

「貞司、今日は、楽しかった。ありがとう」


愛子は、自分より20センチは背の高い貞司を見上げて言う。


「俺も。楽しかった」


貞司は、首を下に傾け、あたしを見言う。


そしてあたし達は、両手を広げ抱き締め抱擁を交した。


少し離れあたしは貞司を見上げ、二人の距離が近付きキス


「じゃあね貞司、また今日みたいに遠出しようね」


あたしは、車に乗り込みクラクションをかるく、一度鳴らしバックミラーを見ると、貞司がにこっと笑顔し、片手を頭と同じ高さくらいにあげていた。


あたしは、そんな貞司を見て、ピンク色の気持ちが、胸の中じゅうに、じわっと広がる。


大好きよ、貞司


あたしの彼氏 付き合って6ヶ月を過ぎたところ


あたしは、26才を超え、もうすぐ7になろうとしているにも関わらず、貞司への恋心に胸をときめかせている乙女となっていた。


貞司は、美容師でとにかくかっこよすぎ、


ぼうずに近い短髪で、くもりのある色めの金髪


それが、とても良く似合っていて胸きゅんするあたし


恥ずかし気もなく、何を…と思う反面、気持ちは、正直で…



< 40 / 201 >

この作品をシェア

pagetop