一度の保証(短編集)
「あれ?戻るの?」


「ん?ちょっとだけ戻るだけやから」


「ごめん。ゆってくれたら良かったのに」


「うん。でも、話してたし、それに ちょっと戻るだけやから全然いいし」


「そっか!
じゃあ、また電話するかしてな!」


「はいよー」


あたしと裕馬は、背中合わせに歩き出した。


裕馬は、あたしの親友の百合の彼氏の弟


よく 百合の彼氏、お兄さんの所、こっちに遊びに来ていて知り合った。


今回 裕馬は、学校を辞め、ホストをする為に、誕生日が来る少し前の今頃 出てきた。


百合の彼氏、お兄さんの所に居候をしていて、働くホストクラブを見つけ、寮に引っ越したところだ。


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