旅だて!!二次元へ
「は、はい分かります。」
何故か敬語になってしまった。
「そうか・・・(ここでは言葉が違うのか)」
そういうと、男の子は私の方を見て
「君はここの人か?」
と聞いてきた。
思わぬ言葉に私はつい
「は?当たり前ですけど何か?」
とついきつい口調で言ってしまった。
すると男の子は豆鉄砲を食らったような顔をした。
「お前・・面白い女だな(笑)
・・・お前名は?」
と聞いてきたので、
「・・名前を聞く時は
自分が先に名乗るのが先でしょう?」
といって彼の目を見た。
「ククッ(笑)いいだろう。
俺の名はリキヤ=グレーガルバートだ。
まあ、リキヤでいい。」
と言い、名乗ったんだから言えとでも言うような表情をした。
ていうか・・・名前長いな~
「伊藤りかです。
なんか、名前長いですね。
外国にでもいそうな感じです(笑)」
と言って微笑むと何故か彼の頬が赤くなっていた。
何で頬が赤いんだろう?風邪かな?
そう思い、気にしないでおいた。