元 彼 依 存 症
prologue
拝啓、
拝啓、愛しいひと。
おはよう、こんにちは、こんばんは。
お元気ですか?
あれから、両の手の指で数えきれないほどの月日が経ちましたね。
最近、わたしの涙はようやく枯れたようです。
あなたを想って涙する日、結構減りました。
それでも、それでも、あなたを忘れた日はありません。
―――…ねぇ、
今も愛してるって言ったら、困りますか?
あなたがまだ忘れられないわたし より
追伸、ごめんね。