See you again.《短》

友達としていた“一緒に卒業しよう”という約束。

先生に抱いていた恋心。


果たせなかった約束と、告げることの出来なかった気持ち。

その二つが後悔とまではいかなくても、心残りになっているんじゃないかと私は考えた。


だけど、卒業することは私が皆の目に映らなくても出来る。

けれど、告白はそうはいかない。

告白は聞いてくれる人がいて、初めて成り立つものだ。

自己満足の告白ならば出来るだろうけれど、私はきちんと伝えたかった。
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