期限付きの恋～サイドストーリー・斗真の恋～

～斗真side～

失恋パーティー以来、オレは晴香と一緒にいることが増えた。


そんな時だった。


晴香のあんな悲しそうな顔を見たのは・・・


放課後、買い物に付き合わされる羽目になった。


「おい晴香、どこまで行くんだよ」


急に立ち止まった晴香。


なんだか、今にも泣きそうな顔をしてる。


…目線の先を辿ると、仲の良さそうなカップルが歩いている。

「晴香…知り合い？」


「・・・元カレ・・・」

「？！！・・・まだ、好きなの？」


晴香の目は、恋する目だった。