キミは僕。
とりあえずお風呂に入ってもらうことにした。
猫は申し訳なさそうに『お風呂お借りします』なんて言ってたけどそんなにかしこまることじゃないと思う。
猫がお風呂から出てきたときのために心愛は着替えとごはんを用意してる。
「わぁ~♡かわぃぃ~♡これ柚ちゃんにあげるね~♡」
心愛が猫に用意した服はぴったりだった。
セクシーすぎずカワイすぎずいい感じ。
さっきは髪の毛をつかまれてたせいでボサボサだった髪もサラサラになって清楚な感じになった。
やばい可愛い。
そんなことを思ってたら猫への手当てと質問攻めが始まった。
どこから来たとか、帰らなくていいかとか、親の事とか。
聞いててわかった事。
猫は親がいない。というか捨てられた。そして毎日のように男の家に泊まっていた事。今まで襲われそうになった事が何度もあった事。
体の安売りはしないとか、中2からこの生活をしてるとか…。
いろいろ聞いた。