キミは僕。

「来るの遅かったね~。ちゃんと寝れてる~?」

この先生は女の先生で私が今どんな状況なのか知ってる人。

そんなに多くは知らない。

もちろん他人に飲ませてるなんて事も知らない。


「あの最近飲んでもあんまりぐっすり寝れない時があるんですけど…。」

「OK…じゃあもう少し強いのにしようか…」

「そうしてもらえるとありがたいんですけど。」

「分かったけど今度は1ヶ月に1回来てね。」


正直めんどくさい。

時間ないし。


「少しずつでいいから睡眠薬使わずに寝れるようにならないとね。」

「心配無用。20になったらお酒があるから。」


『今もお酒の力を借りてます』なんて死んでも言えない。




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