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「おまえの名前もフルネームで聞いてないし俺の名前はいえない」

『私は…!』


それ以上しゃべることができなかった。


だって
だって


琉生さんが苦しいくらいに悲しい顔をしてたから。





「それ以上いったらおまえをここで殺す、折角怪我も治ったんだ」
『でも…!名前ぐらい』
「俺は仕事上名前も聞かないし教えない」
『仕事…』
「俺は殺し屋だ」






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