また一緒に、1本取ろう。
「おい!ちょっと集合しろ!!」
池内に集合をかけられた。
あー、マジでむかつく…
せっかくリズムに乗ってきたところなのに。
「池内、邪魔しやがって」
「まぁまぁ、そう怒んなよっ…凌っ!?」
池内を見た健太が驚いた顔をしていた。
面をつけた状態でもわかる。
「んだよ…健…太…」
俺も池内を見た。
驚いた理由は池内じゃない。
池内の隣にいた人物。
ここにいるはずのない、俺の好きな人。
「ゆ…い…?」
「何で…何で唯ちゃんがいんの!?凌!?」
「わ…かんねぇ…何で…唯が?」
池内の隣でおろおろする唯。
俺の思考は停止中。