また一緒に、1本取ろう。






『親父が…来たのか…?』


『凌っ…ごめんなさい…』




母ちゃんは泣きながら、それだけ言った。


気づいたときには、病室を飛び出して


俺は走っていた。




向かった先は、俺の家。




『っ…やっぱり…いた…っ』


『凌…』




家の前に立っていたのは、親父。









< 209 / 345 >

この作品をシェア

pagetop