また一緒に、1本取ろう。






『えっ…?』


『ずっと、好きだった』




沈黙が流れ、あゆが俯いた。


赤くなるあゆが可愛くて。


今まで我慢していた気持ちが


押さえられなくて、抱きつこうとしたとき。




ドンっ…!!


鈍い音と同時に、俺の腹に激痛が走った。


俺の腹には、あゆの拳。


どうやら俺は、あゆに腹を殴られたらしい。




『ゲホッ…あ…ゆ…っ!?』


『健太のっ…バカーっ!!!』


『殴ることねぇだろ!?』


『だって…っ』







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