また一緒に、1本取ろう。
部屋に戻ると、高橋と唯の笑い声。
女子って、元気だよなぁ…
「道木、あんた良いお嫁さんになれるわっ」
「何だよ、いきなり」
「だって、ずっと唯の看病してたんでしょ?」
唯と話してた高橋が、笑いながら言ってきた。
看病くらい普通じゃね?
別に健太でも出来ると思うけどな…
「凌のお粥、すっごくおいしかったんだよ!」
「凌~、俺のお嫁さんになれよ~っ」
「健太だけは絶対に嫌だ」
「ひどっ!俺、傷ついた~っ」
「拗ねるなよ」
「健ちゃん、桃とみかん味どっちがいい?」
「みかんっ!!」
「即答かよっ」
「健太って、本当に単純なんだね」