DV彼氏

告白

食事が終り少しドライブをしようということになり再び車に乗る二人。
彼は運転しながら、どっか止めて少し話がしたいんだけどいいか？という。
今日始めてみせる真剣な顔・・・。
何だろう・・・？


車を止めたのはうちの近くの体育館の駐車場だった。
この日は空に星が凄く綺麗に見えた。

彼が口を開いた・・。
　「さや・・。俺さやの事好きになっちゃった。
　　逢ったばっかりで信用ないかもしれんけど、マジなんだわ・・。」

私はただただびっくりして言葉を失った。
だって、私も同じ気持ちだったから。

　「・・やっぱり駄目か？」

私はとっさに首を振った。
　「嬉しいです。私も・・・」
最後まで言い切らないうちに抱きしめられた。
私は彼の胸の中でこう思った。
　暖かい。人に抱きしめられるとこんなにも暖かいんだ・・・幸せになれるかな。

私は、前の彼にも抱きしめられたことはなかった。彼のぬくもりが凄く優しくて、
凄く安心できた。
幸せを感じていたら彼の唇が近づいてきた。
やわらかくて、優しいキスだった。

少しの間彼に包まれていた。
車に乗り、まだ帰りたくない。そぉ言おうか・・・でも。
そんなことを思いながら車から降りようとした。
彼は私の手を掴み・・キスをする。
さっきと変わらない優しいキス。

　「じゃぁね。お休み」

私は車を降りた。
　「おやすみなさい。気をつけて帰ってくださいね。」

彼の車が去っていく。
部屋に戻りベッドにうつ伏せる。
彼のことがちらついて眠れない・・・。

彼に今日はありがとう。そぉメールを送った。
彼からのメールを確認する前に寝てしまった・・・。　

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表紙・目次

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