DV彼氏

最後の夜

 部屋で考える私。

彼と過ごした日々のこと・・・
 毎日食事一緒にしたり、DVD見てイチャイチャしたり、冗談言って笑いあったり・・

こういう時っていい思い出しかよみがえらない物なんだね・・。


彼と付き合いだしてからはやっと幸せになれると思ったのに。
まったく逆だった。

 ゆきにもはなしていたので別れたというと《よかった》と安心していた。

 ゆりも同じだった。

私は彼に何度か殴られ一度だけ手首を切ったことがある。
そのとき無意識のうちにゆりに電話をしていたのだ。
ゆりはさやかを抱きしめてくれた。
一緒に泣いてくれた。ゆきもまた同じように一緒に泣いてくれた。

本当の友達って二人のことを言うんだね。凄く暖かい気持ちになって、凄く幸せを感じたのを覚えている。



きっと、幸せになれるよ。と2人は言ってくれた。
私はもう幸せになろうとか、彼氏がほしいとか思わないだろうとおもった。
男の人が怖く思えるようになってしまったのだ。



次々と思い出す過去。
ケイタイを見ると彼からの着信がいっぱいある。
でも私はかける気にも電話に出る気にもならずで放置していた。

そして、ケイタイを変えることにしたのだ。
そして私の3年間の幕を閉じた・・・
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