*.ふいうちキスにご用心*.
蒼の口角がみるみる上がり
背筋が凍りつきそーなほど
綺麗で、その分恐ろしい笑顔を向けてくる。
ひいぃぃ〜!
「俺、べつに変なこと、なんて言ってないんだけど?
紅チャンは何を想像、いや妄想しちゃったの?」
うぅっ、もー、墓穴ったぁー。
こーなったら、しょーがない。
蒼に言い返しても、逆に返り討ちにされるだけだし。
「な、なんでもないです。
申し訳ございませんでした!」
半ばヤケになって、そー言うと
「嫌だなぁ。
俺は変なこと、の意味を聞いてるだけなんだよ、紅チャン?」
「だ、だって蒼がいけないんじゃん!
あんな意味深なこと言うからー。」
あー、言っちゃった。
こーなったら仕方ない、いっぱいイジめられる覚悟は出来てるさ!
そー覚悟を決め、唇を噛み締めながら
次の言葉を待っていると…