ギャップ王子
第1章

初めての校則違反

賑やかなゲームコーナー。
途中、誰にも会わなかった。いつもなら、つまんなかったで終わるとこだけど、今日はそれでいい。
あたしは今日、初めて校則を破ってしまったから・・・。

あたしの通う付属校は、幼稚園からのエスカレーターで、大学までずっと同じだ。
付属校って言っても、特に頭が良いわけでもなく、あたしは日々普通の高校生と同じように過ごしている。
華の女子高生らしく、放課後は制服のスカートを何段も折って短くして、化粧してカフェでガールズトークしたり、プリクラをとったり、普段も中学のときより制服をアレンジしてみたり、髪の毛を染めてみたり。
ずっと、あこがれてた。
雑誌を見て、いつかやってみたいな・・・って思ってた。
だけど、あたしは一生それを実現することはできなかった。
なぜなら、あたしの学校は校則が厳しいから。4月に高1になって、初めてわかったこと。
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

碧いボール
Kakyo/著

総文字数/40,412

青春・友情55ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop