眠り姫が目覚める前に
赤ん坊みたいな寝顔。


けがれを知らないっていうか、まさに『無垢』……って言葉がぴったりだと思う。


オレはそっと彼女のピンク色の頬に手を触れた。


それは想像以上に柔らかくてしっとりしてて、オレの中のヤバい欲望をもたげさせるには充分だった。


「ヤバい……可愛い」


オレは自分の唇を彼女の唇に触れさせた。


「ん……」


また彼女の体が動く。


うわあああああ。

オレはハっと我に返って、体を離した。


< 11 / 15 >

この作品をシェア

pagetop