365日+1日嬉しくなっちゃう言葉たち。短編集!
美渚といると
何時間も一緒にいるのに…
ぜんぜん時間を感じさせない。
もう夕暮れ…。
今日は
放したくない!って
気持ちがいっぱいになっていた。
いつものように手を振って
反対側のホームに来たけど…
ダメだ…
今日は…。
[ そこに居てね。 ]
ボクの手から美渚に伝えて急いで…
とにかく急いで美渚のところまで
何分もかからないのに、
とっても遠くて…
走ってきたボクに美渚は
[ どうしたの? ]
ビックリとした目をして
でも嬉しそうに微笑んでくれた。
[ もう少し美渚と一緒にいたいんだ…
だから…。 ]
ボクは思わず人が見ていることも関係なく抱きしめた。
トントンとボクの背中を叩くけど
それはボクを拒否されての強さじゃなく
恥ずかしいよって言ってるような強さ。
うーん、
ボクの美渚は可愛すぎる。
顔みたいけど
この温もりも手放したくない。