365日+1日嬉しくなっちゃう言葉たち。短編集!
携帯握りしめたまま
泣きながら眠ったのかな?
タオルが冷たく感じた。


ふと
となりのベッドを見ると
幸せそうに眠っている一利がいる。


「 琉莉、まだ夜中だよ。
明日は早いんだよ。
寝なきゃね。 」


「 ごめん、
起こしちゃった?
もう寝るよ、おやすみなさい。 」


あんなセツナイ夜を
いっぱい重ねて

私はたえられなくなって一利がいる北海道へ追いかけて行った。


そして、
明日は結婚式。

あの頃の気持ちを忘れないように
夢を見せてくれたのかな?


ありがとう。
幸せになります。





end
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