365日+1日嬉しくなっちゃう言葉たち。短編集!
「 ママみてみて!
お空から綿飴が降ってるよ。 」
私の大切な息子央一が
窓に小さな手をピタッとつけて
外をジーッと見ている。
かわいいくらい目をキラキラ輝かせている。
横顔が
私の大好きな人に
めちゃくちゃ似てきたなぁ!!
「 パパ…。 」
冷たい窓に
小さなオデコをつけて呟いていた。
央一は、
パパを知らない。
いつも見せてる写真しかない。
私の前でパパという言葉を呟いたのは久しぶりだ。
「 あっ! 」
央一は走ってきて
一央…パパの写真を窓にピタッとつけて
「 パパみてみて!
雪の花が咲いているよ。
見えるかな? 」
私は央一の言葉を聞き
不思議に思い近づいた。
「 央一、
雪の花って? 」
「 あれだよ! 」
央一の小さな指差してるものを見た
外にある植木に雪が降り積もっていて
キレイに見える。
雪の花かぁ…
かわいいこと言ってるなぁ。
「 ママ!
パパもキレイって言ってくれたよ。 」
央一の笑顔は
心がいつも和まされる。
一央、
やっぱりあなたに会わせたかったなぁ。
心の中で呟いた。