365日+1日嬉しくなっちゃう言葉たち。短編集!

同じクラスに
数少ない男子の中にいる一人だった。

別にタイプでは
絶対にないのに…
入学式から気になっている男子がいる。


磯辺くん…
同い年なのに背が低くて
私とかわらないくらいなんだよね。
私が高すぎるとかあるのかもしれない…
それより!
とにかく細い!
女の子なのかってくらいにね。


なんで
こんなに気になるのかな?

何が
こんなに気にさせるのかな?



挨拶されるたびに考えさせられるけど…
毎日考えるけど…

やっぱり、わからない!!!



「 なぁ、優奈!
お前が考えごとしてるなんてさ、
明日地球が止まるかもしれないなぁ。
ありえないことだからよ。 」



「 はぁ?
磯辺!
あんな何様?
しかも私を呼び捨てで呼ぶなんて
私許可したおぼえないけど! 」



「 お前に名前がついてたから
呼んでるんやろうが!
許可とかいるんか?
じゃ、
少女AとかBとかにすればいいんか? 」



さっきまで気になっていて
考えこんでいた男子との会話なんて思えない!
ありえないよね?



授業がはじまって
私の前の席で
しっかり睡眠中。

いつも寝ているのに
テストの成績は上の方にあるって、
どういうことなの?

眠い時は
その気持ちに逆らわない方がいいのかしら?


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