365日+1日嬉しくなっちゃう言葉たち。短編集!
私の髪をグシャグシャと頭をなでて
ニカニカと笑っている。
その手を掴んだまま
実習室の鏡前まで歩いてきた。
「 良仁!
私のグシャグシャにしてくれた髪を
かわいくブローしといてよね。
まったく!
こんなにグシャグシャにしてくれて!!
彼として責任取りなさい。 」
「 あったりまえじゃん!
その前にシャンプーからさせていただきます。 」
セットイスから
お姫さま抱っこして
シャンプーイスへ
男を感じる筋肉に
私のドキドキは激しすぎ。
「 一生、
優奈をかわいくするから…
そばにいろよ! 」
シャンプーされている
あまりにも近い距離に
フェイスタオルもなく
囁かれる言葉に
「 一生、
大切にしろよ! 」
強がりを言うことしかできなかった、
優奈なのでした。
end