365日+1日嬉しくなっちゃう言葉たち。短編集!
その言葉のあと
日比野くんは私をだまって見つめている。
見つめられてるのにイヤな気分しないし、
どちらかと言えばドキドキするし。
「 あの…
もしキライって気持ちが大きくなった時は? 」
「 それは…
ちゃんと話し合って
お互いに改善できないなら終わりにするしかないでしょ? 」
「 うーん… 」
「 ねぇ、音彩さん
終わることを考えるより
はじめてみませんか?
オレのこと知りたくない?
オレは音彩さんのこと知りたいんだよ。 」
私は大きく頷いた。
「 改めて、
日比野公哉です。
よろしく。 」
「 弥富音彩です。
よろしくお願いします。 」
知りたい気持ちが
私の中で大きくなったから…
好きになる基本!
それは知りたいって気持ちだと思う。
何事も
はじめてみないとわからないもんね。
end