365日+1日嬉しくなっちゃう言葉たち。短編集!
「 宏貴、終わったよ。
なんだっけ?
あの、なんとか彗星…
あれ?
宏貴? 」
リビングのソファにいると思ったのに…
あっ!
ふてくされてベッドかな?
「 ひー、ろー、きー、 」
私はドアを元気よく開けた。
「 あれ?
ここにもいないのかぁ…
どこにいるんだ…? 」
うーん、
あれから一時間。
[ 宏貴、どこにいるの? ]
メールしても返事はこないし。
車も自転車もあるから、
そんな遠くには…
「 あっ! 」
私は携帯と財布を
ポケットにつっこんで外へ出た。
きっと、
あの場所にいるはず!
歩き出した私は
自転車でこなかったことを
少し後悔していた。
「 こりゃぁ
運動不足だなぁ。 」
普通に口から出た
独り言にあきれながらも
あの場所に歩いていた。