365日+1日嬉しくなっちゃう言葉たち。短編集!
「 枇天さん、
疲れちゃいましたか?
急に4人で食事になっちゃいましたし…
はじめての人とは緊張しちゃうし…
ですよね? 」
「 えっ?
あっ!
そうだね…
冬萌も疲れてしまったかな?
いつもよりハシャイでる感じするし…。 」
「 そうかなぁ…。 」
運転をしている枇天さんの横顔
朝とはまったくの別人みたいで…。
「 冬萌、
今日はなんかごめんね。
早く寝るようにするから大丈夫だからね…
おやすみ。 」
いつものように頭を撫でてくれると思ったのに
あれ?
私だけ求めているみたいじゃないの?
頭も撫でられない
おでこにキスもない
毎回のことがなく
私が部屋の明かりをつけるまで
車はいつもいるのに
今夜は、
もう…いなかった。
おやすみメールも
何回も確認したのに
私のもとへは届くことはなかった。