365日+1日嬉しくなっちゃう言葉たち。短編集!
銀杏がキレイに黄色く染まってきている、この街。
すっかりこの街にも
大好きな秋色になってきた。
オレは大切な美々と
この秋色の世界を
一緒に手を繋いで歩いていることを想像して
一人の世界にドップリ入り込んでニヤけていた。
「 細谷先輩
朝から気持ち悪いですよ。
一人で笑っていて。 」
オレを、
気持ち悪い
と笑っている
このカワイクナイ後輩
馬渕律弥は
最近彼女が出来たと
いつもニヤついていた。
いつもニヤついていた律弥に
気持ち悪い!
と言われてしまったオレって
かなりヤバくない?
オレを指差してニタニタ笑っている
腹をめがけてグーパンチを入れて
「 オレは幸せだから
それが溢れ出てくるんだよ。
律弥も早く幸せになれよ!!。 」
「 イタタタァ…
そうっすね! 」