365日+1日嬉しくなっちゃう言葉たち。短編集!

オレ、
美々と結婚して
すごく幸せ!なんだけど

最近の美々は
どこかへんで…
なんというか不機嫌で…

キッチンで夕食の用意をしている背中に



「 美々…
今日オレね律弥に
気持ち悪い!って言われたんだよ。
あいつに言われるとはね…。
まっ、美々のこと考えて…
あれ?
美々、聞いてくれてる? 」



「 えっ?
あっ!
ごめんね、宏貴…
それでなんだっけ? 」



「 うん?
大丈夫なんでもないよ。
美々、体調よくないのかい? 」



オレの言葉も耳に入ってこないみたいで

2人でいるのに1人でいるみたい…

これって
どこかの小説に書いてあったような言葉
今のオレにはわかりすぎる言葉だった。



美々の心が
オレの隣にいないような不安感。

これは
今、取り戻さないと
一生隣にこないような気がした。




「 美々…
今週末、一泊二日…
いや二泊三日で
紅葉狩りに行こう!
せっかくキレイな秋色になっているから
いいよね?
オレどこか宿を探していい? 」



「 それいいね!
宏貴に全てまかせてしまっていいかな?
楽しみにしてるね。 」



ニコッと笑って夕食の盛り付けをしている

笑ってくれているけど
やっぱりいつもと違う、美々。

オレは
ずっと美々と一緒に居たいからね!
心の中でつぶやいていた。



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