365日+1日嬉しくなっちゃう言葉たち。短編集!

「 わぁー!宏貴!!
いい宿見つけてくれたねぇ。
ありがとう。
すごくステキだよ。 」



窓を大きく開けて美々は
いつもの美々に戻っていた。

窓を開けた外には
一面の秋色が広がっていて
この部屋には露天風呂もあって
美々は部屋の中を
ニコニコと見て歩いていた。

その姿を見れただけで
オレは幸せいっぱいになっていた。



「 美々…
ずっとオレの隣に居てくれよな! 」



美々が消えてしまいそうな不安感が
まだ残っていたのかも
背中から美々をギュッと抱きしめた。



「 宏貴… いっ、痛いよ…
ずっと隣にいるよ…
宏貴…どうしたの? 」



「 美々が消えてしまいそうで…。 」



美々の首筋に
くちづけを落として
なんでか泣いてしまいそうな気持ちを
落ち着かせていた。



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