365日+1日嬉しくなっちゃう言葉たち。短編集!
古い日記をペラペラめくり
自分の思い出を掘り起こしいた。
自分の書き出した言葉たちに赤面したり
ちょっと思い出の旅をしていた。
「 チビ!
お前は本当にチビなんだから…
誰かに連れてかれそうで心配なんだよ。 」
近所に住んでいるお兄さんが、
あっ!あおくんね
よく言ってたんだよねぇ…。
お兄さんとか言ってるけど
パパと友達なんだから
年令かわらないはずなんだけど…
子供から見ても子供みたいで
「 チビ、チビ言わないでよ!
もう小4になったんだから!!
10歳をなめんなよ!! 」
このセリフも何百回も言ってた
懐かしいなぁ…。
そっかぁ
この一年後にあおくんは
遠くへ引っ越したんだなぁ。
ずっと文通しようねって約束したのに
私が返事を書く回数が減っていって
いつの間にか手紙が戻ってくるようになった。
住所かわっていたんだなぁって
今ならわかるのに
子供すぎてわからなかった。
あおくん…
どうしてるかな?
「 もも!
いるか?どこにいる? 」
パパがバタバタと階段をかけ上がってきた
普段は冷静なパパなのに…
私はあわてて部屋のドアを開けた。