365日+1日嬉しくなっちゃう言葉たち。短編集!
いつも
あなたの声を聞くたびに
私の脳ミソは
あなた以外のことを考えることをやめてしまう。
私の耳も
あなたの声以外を聞くことができなくなる。
あなたを呼ぼうとして開いた私のクチビルは
あなたの名前も呼ばせてはくれない
あなたが塞いでしまうから。
あなたが
そばにいることを確かめたくって
のばした手を
あなたが繋いでくれるから
目を閉じていても
あなたの体温はわかってしまう
この世で一番大切な体温だからね。
ねぇ
私は
あなた以外の人を知らなくて
こんなに大切にされているのに
それが偽りのモノに思えてしまうことがあるの。
それを確かめたいけれど
確かめたら
あなたに私のそばにいない気がするの。
今日こそ聞かなきゃ
冬がくる前に。