365日+1日嬉しくなっちゃう言葉たち。短編集!


あれから4年かぁ…
いや、
もう4年たったのかぁ…


日々
あの日のことを忘れないようにって思っていたけど…

自分が見たリアルから目をそらしたいって思いもある。



「 よっ!純希。
今日は、ずっと一緒にいたいから。
ねっ!見て見て。
純希の大好きなコーヒー買ってきちゃったんだよねぇ。
いいでしょ?
あっ!笑ったなぁ。 」



いつものベンチ
いつものコーヒー

そして、
あの時間、
なぜ一緒にいなかったのか…
休みだったのに…


そんなことばかり考えてしまう。


でも…
一緒にいなかったから
もしかしたら
もしかしたら
純希
純希は
どこかで生きてるかもしれないって
そんな気持ちも生まれてくる。



「 あー!
ごめんね、純希。
まだまだ泣き虫なんだよねぇ。
純希がとなりにいないから…。
もう、
泣いてばかりいちゃダメって!
ダメって…言ってよ。
言ってほしいよ…。 」



私の肩をたたく
すごく優しい手



「 瑠璃さん!
瑠璃さん…ムリしなくていいんだよ。
ホントに…。 」



「 あっ!
集さん…ありがとう!
今日だけ、
今だけ泣いてもいいですか? 」



私は集さんの顔も見ないで、
集さんにしがみついて泣いた。


何も言わないで
私の頭を撫でてくれていた集さん。



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