365日+1日嬉しくなっちゃう言葉たち。短編集!
季節が私の許可もなく
かわってくれて
私の身体はスピードについていけないでいる。
小さな窓から丸い空を見つめているだけで
私という人間の存在が
このまま消されてしまいそうで、
時々泣きたくなるんだ。
[ 今日は何してた?
ご飯はちゃんと食べてる? ]
そんなメールを
私が泣いていることを知っていたかのように
キレイなメロディと一緒に届けられる。
何があっても
言葉を伝えられなくなっても
大好きなあなたは
私のことを見ていてほしい。
このまま
私という人間の存在が
姿かたちがかわってしまっても
どうか
あなただけは
私のことを覚えていてほしい。
季節が誰の許可もなくかわっていくけど
その中でも
私という人間がいたことを…。
[ 今日は何してる?
明日は何をする?
じゃぁ明後日は?
それなら明明後日は? ]
end