365日+1日嬉しくなっちゃう言葉たち。短編集!
「 花撫、オレ聞きたいことがあるんだ! 」
オレの言葉に花撫は振り向いた。
「 聞きたいこと?
今でなきゃダメかな?
約束あるんだけど…。 」
時計を気にしている…
オレが言葉を出さないから花撫は歩き出してしまった。
階段を下りはじめた花撫に
「 花撫、お前は好きな男はいるのか? 」
花撫の顔は
今まで見たことのないくらい真っ赤に染まり…
オレは焦った。
「 いるよ!
ずっと大好きな人が…。 」
それ以上の言葉をオレは出てこなかった。
誰って聞いてしまえば良かった。
でもオレじゃない名前だったら…
オレ立ち直れないし…
学校にも来れない。
教室に戻れなかった。
どうしても足が進むことを拒否していた。
だから校庭のすみにある桜の木によりかかりながら空を見ていた。
オレの携帯が震え出した。
登録していないアドレスだった。
[ 勇気を出して寒川くんと仲良しの清川くんにお願いしてメアドを聞きました。
まだ学校にいるのなら放課後教室で待ってます。
さっきの質問にちゃんと答えたいので…葉山花撫 ]
おー!!
花撫からの初メール!
しかも進平に聞いてくれてメールしてくるなんて。
進平に貸しを作ってしまったけど、
ありがとう進平。
あとで、ちゅっ!くらいしてなるからな。
でも、さっきの答えはオレ聞いてるけど…
ハッキリ誰って言われちゃうのか?
花撫が大好きな男ならオレも惚れちゃうかもしれない。
放課後になり
ほとんど人がいなくなった校舎に入った。
花撫の小さなクツがあるのを確認した。
教室へ歩いていくオレの体は重くなっていく。
オレの友達から名前が出るのもショックだか…
でもオレの大切な仲間を好きになってくれたってことは、
花撫、男をみる目あるなぁ!
と誉めてやろう。
オレの言葉に花撫は振り向いた。
「 聞きたいこと?
今でなきゃダメかな?
約束あるんだけど…。 」
時計を気にしている…
オレが言葉を出さないから花撫は歩き出してしまった。
階段を下りはじめた花撫に
「 花撫、お前は好きな男はいるのか? 」
花撫の顔は
今まで見たことのないくらい真っ赤に染まり…
オレは焦った。
「 いるよ!
ずっと大好きな人が…。 」
それ以上の言葉をオレは出てこなかった。
誰って聞いてしまえば良かった。
でもオレじゃない名前だったら…
オレ立ち直れないし…
学校にも来れない。
教室に戻れなかった。
どうしても足が進むことを拒否していた。
だから校庭のすみにある桜の木によりかかりながら空を見ていた。
オレの携帯が震え出した。
登録していないアドレスだった。
[ 勇気を出して寒川くんと仲良しの清川くんにお願いしてメアドを聞きました。
まだ学校にいるのなら放課後教室で待ってます。
さっきの質問にちゃんと答えたいので…葉山花撫 ]
おー!!
花撫からの初メール!
しかも進平に聞いてくれてメールしてくるなんて。
進平に貸しを作ってしまったけど、
ありがとう進平。
あとで、ちゅっ!くらいしてなるからな。
でも、さっきの答えはオレ聞いてるけど…
ハッキリ誰って言われちゃうのか?
花撫が大好きな男ならオレも惚れちゃうかもしれない。
放課後になり
ほとんど人がいなくなった校舎に入った。
花撫の小さなクツがあるのを確認した。
教室へ歩いていくオレの体は重くなっていく。
オレの友達から名前が出るのもショックだか…
でもオレの大切な仲間を好きになってくれたってことは、
花撫、男をみる目あるなぁ!
と誉めてやろう。