365日+1日嬉しくなっちゃう言葉たち。短編集!
2人きりでの初めての残業。
もうこわくてドキドキしていたの。
名前呼ばれただけでビクッとしてしまって
コーヒーカップ落として割ってしまったの。
朝陽さんが割れてしまったカップを拾ってくれて
「 オレ、そんなにこわい?
頼むから
そんなにおびえないでくれ…。 」
今まで聞いたことない消えそうな声でつぶやいた。
いつも自信たっぷりでキレイに響く声の朝陽さんが、ただただかわいくみえた。
でも、
私は割ってしまったカップを見つめながら
「 ごめんなさい…。 」
としか言えないでいた。
こんな一面をみてから
こわかっただけの上司朝陽さんと
いつからか優しさにいっぱい触れて
付き合いだしたんだよね。
なんだか思い出しちゃった。
朝陽さんが転勤してから
私は朝陽さんのマンションで独り暮らしをしている。
朝陽さんの大切なモノたちと一緒にいると
なんだか守られているってきがしてきて
毎日安心して夢の中へと。
でもね、
それでも寂しくなると
朝陽さんのベッドで泣きながら眠ることもある。
明日は日曜日
休みは寂しさ倍増する。
朝陽さんのベッド。
朝陽さんの大好きなシャツ。
ちゃんと明日洗濯するから、
今夜は許してね。
心でつぶやき夢の中へ。
朝陽さんに包まれている夢を見ながら
「 柚菜、
寂しい思いさせてごめんな。 」
耳もとで言われたような…。
さっきよりも寂しくないのは、
なんでだろう?
柚菜は
また夢の中へと。
朝起きて心臓止まるようなことがあると知らない私は、
あたたかさに包まれていた。
end
もうこわくてドキドキしていたの。
名前呼ばれただけでビクッとしてしまって
コーヒーカップ落として割ってしまったの。
朝陽さんが割れてしまったカップを拾ってくれて
「 オレ、そんなにこわい?
頼むから
そんなにおびえないでくれ…。 」
今まで聞いたことない消えそうな声でつぶやいた。
いつも自信たっぷりでキレイに響く声の朝陽さんが、ただただかわいくみえた。
でも、
私は割ってしまったカップを見つめながら
「 ごめんなさい…。 」
としか言えないでいた。
こんな一面をみてから
こわかっただけの上司朝陽さんと
いつからか優しさにいっぱい触れて
付き合いだしたんだよね。
なんだか思い出しちゃった。
朝陽さんが転勤してから
私は朝陽さんのマンションで独り暮らしをしている。
朝陽さんの大切なモノたちと一緒にいると
なんだか守られているってきがしてきて
毎日安心して夢の中へと。
でもね、
それでも寂しくなると
朝陽さんのベッドで泣きながら眠ることもある。
明日は日曜日
休みは寂しさ倍増する。
朝陽さんのベッド。
朝陽さんの大好きなシャツ。
ちゃんと明日洗濯するから、
今夜は許してね。
心でつぶやき夢の中へ。
朝陽さんに包まれている夢を見ながら
「 柚菜、
寂しい思いさせてごめんな。 」
耳もとで言われたような…。
さっきよりも寂しくないのは、
なんでだろう?
柚菜は
また夢の中へと。
朝起きて心臓止まるようなことがあると知らない私は、
あたたかさに包まれていた。
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