365日+1日嬉しくなっちゃう言葉たち。短編集!
あー、
気持ちがノラナイ時は来るべきじゃないね。

良々に誘われて
人数合わせで連れてこられた合コン。


ハッキリ言ってね
タイプの男子がいない。
やっぱり楽しくない。


隣に座ってる男子も人数合わせかな?
ずっと何か食べてるよ。


見てたら目があった。
とりあえず二人とも微笑んでおくって感じ。

出会いを求めてないんだねって、
お互いわかっちゃったね。


「 次、カラオケ行くよ! 」


誰かが叫んでいたけど
私は帰る準備をしていた。


「 流々奈、行かないの?
私はヒマだから行くけど…
一緒に行かない?
流々奈が行かないと寂しいじゃん!! 」


「 明日バイト入りが早いんだよね。
だから、ごめん。 」


バイトはいつもの時間。
帰りたいってことだけでついたウソ。

良々は同じバイトしてるんだもん
明日にはバレると思うけどね。


「 そっかぁ、
私は明日休み!
じゃぁ、
私だけ楽しんでくるね。 」


すごく幸せそうな顔をしながら歩きだしていた。

手を振ろうと手を上げたけど、
振り返りもしない良々に
この手をどうしたらいいかって悩んじゃったよ。

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