シンデレラ

~杏樹Said~


チャイムが鳴って、繭があたしに一言



「杏樹、授業中寝ちゃダメだからねー。」


と、言って去って行った。


だって、窓側の席って日差しと暖房で暖かくて眠いんだもん。


そんなこと思っていると、先生がきた。


この学校は、女の先生しかいない。


これもこの学校の凄いところ・・・


先生はどの人も優秀な人。体育の先生は、元オリンピック選手の人とからしいよ?


優花から色々聞いた。


それから、無事に始業式と1年生歓迎会をやって、今日1日の学校は終わった。


あたしは結局寝てたから、校長の話も1年生の歓迎会の内容も知らないんだけどね




「じゃあ、あたし生徒会の仕事あるから、またねー!」


優花は今日、生徒会か…



「杏樹は今日どうするの?」



繭があたしに問いかけた



「うーん、また図書館よって行こうかなって思ってる」




あたしの憩いの場所の1つ。図書館。




「そっか。あたし今日、お稽古だから。またね」



繭は、茶道・華道・弓道・バレー・・・あ、踊る方ね。

他には・・・書道とか?とにかくたくさんのお稽古がある。

お金持ちってほんと凄いよね。



「ん。また明日ね!」



繭と一緒に門を出て、繭は迎えの車で帰って行った。



そしてあたしは、図書館へ向かった。
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