新しい恋のはじめかた
セカンドデート



「ーー…あれ?ねーちゃん、今日起きるの早いね?」

「そ、そう?」



朝あたしが髪を整えていると、馨が自分の部屋から起きてきた。



「利玖さんとデートでしょ?」

「え!?何で馨が知ってるの!?」



あたし馨に言ったっけ!?



「利玖さんからメール来たんだ。よかったね、ねーちゃん利玖さんと付き合えて」

「うん。ありがと…」

「てか、まだ部屋着のままじゃん。着替えなくていいの?」

「あぁ!!ヤバい、服決めてない!!」



馨に言われて自分がまだ何を着ていくのか決めてないのに気づく。



何来ていこうかな……。



今日は暑いし…デートだと動くよね?



だから、あたしはキュロットをはいていくことにした。



そして、あたしは靴やバッグを決めるのにも時間はかかった。




「ーーー…あ!!もうこんな時間!?これで大丈夫だよね!?…い、いってきます!!」

「いってらっしゃーい!」



あたしは馨に見送られて家を急いで出た。



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