新しい恋のはじめかた



「ーーー…お待たせしました」



しばらくして、注文したハンバーグがきた。



「美味しそ~!!いただきまぁす!!」



…………ん~!!美味しい!!



やっぱりハンバーグは美味しいよねー!!



「………あ、あのさ利玖?」

「ん?何?」



ハンバーグは美味しいんだよ?でも………



「あたし、何か着いてる?」



利玖がジッと見てくるから食べずらい………。



「いや、美味しそうに食べるなぁって思って」

「そう?でも、すっごい美味しいんだもん!!」

「ま、確かに美味しいな」



利玖はそう言って自分が注文したハンバーグを食べ始めた。



あたし…そんなに美味しそうに食べてたかな…?



その顔を利玖に見られてたかと思うと、あたしは恥ずかしくなった。



< 111 / 123 >

この作品をシェア

pagetop