新しい恋のはじめかた
「やったぁ!奈保と同じクラスだ!!」
「あたし達すごくない!?先生ありがとー!」
奈保は先生もいないのに『ありがとー』と叫んだ。
「―――…さて、クラス行こっか?」
「はーい!!」
あたしと奈保は騒ぎながら新しいクラスへ向かった。
――――――――――ガラッ…
教室のドアを開けると、クラスのほぼの人達があたし達のほうを見た。
「……花音ー、奈保ー!2年もよろしくー!!」
「李亜ー、汐莉!また同じだね!!よろしく!!」
教室には1年のとき同じクラスだった
李亜と汐莉も同じクラスだった。
「―――…また同じクラスの人、他にもいるの?」
「いるよー。確か…健人、雅紀……あ、楓もだ」
「…楓…も?」
「多分そうだよ。……あ、ほら!今来たみたい!!」
嘘…楓も同じクラス…?
「―――…おー、花音!また同じクラスだな!!よろしくな?」
「う、うん…」