新しい恋のはじめかた
「フッ…わかった。頑張るよ」
馨があまりにも必死な顔をするから俺は笑ってしまった。
「頑張って!!」
――――――――パタパタッ…
すると、階段を降りてくる音が聞こえてきた。
着替え終わったんだな……。
「利玖さん、楽しみにしてるから!!」
「おう♪」
俺と馨は笑いあった。
馨に期待されちまったな……。
でも、何かやる気出たかも…。
この時、俺は絶体に花音を惚れさせてやるって思った…。