新しい恋のはじめかた
彼のために出来ること
*
「ーーー…おはよー」
「……おはよー」
利玖と水族館に行って、1日経った今日は月曜日。
利玖に何かしたいと思ったあたしは、利玖へお弁当を作ってきた。
喜んでくれるかな……?
「ーーー…おー、利玖おはよー」
「おー」
り、利玖が来た!!
「おはよ、花音」
「おっ、おはよう。利玖…昨日はありがとうね!!」
「どういたしまして。また行こうな?」
「うん!」
何か………利玖の顔見ると恥ずかしいっ……。
「かーのんっ!!おはよ!」
「ぅわあっ!?……な、奈保!!」
いきなり、あたしの背中を叩いてきたのは親友の奈保だった。
「ビックリした?」
「したよ!もうっ!!」
「あははっ。ごめんごめん」
奈保……謝る気ないな……。