新しい恋のはじめかた
可愛い女の子だなぁ……。
もしかして告白かな……?
そうかもしれないから、しばらくここに隠れてようかな…。
あたしは階段の後ろに隠れることにした。
ーーーー…10分後。
まだかなぁ……。
それに何か胸がモヤモヤするような……。
これは何…?
「ーーー…あたし!諦めないから!!」
「……!?」
急に屋上の扉が開いて、さっきの可愛い女の子が泣きながら出てきた。
やっぱり告白……?
女の子が階段を下り終わったところで、あたしは屋上の扉を開けた。
「ーーー…り、利玖?」
「やっと来た」
「う、うん…ちょっと……」
「……もしかして…さっきの見てた?」