新しい恋のはじめかた
えっと………どこだろう…?
ーーー…いた!!!
あたしはある人見つけて、その人のとこまで走った。
「ーー…利玖っ」
「ん?どうした、花音。紙に何て書いてあったんだ?」
「い、一緒に来て!!」
「え…いいけど」
あたしは利玖と手を繋いで走った。
「…ラブラブじゃーん、利玖」
利玖は久遠くんと話していたらしく、あたしと利玖が走るとき冷やかしてきた。
『ーー…おーとっ、片桐花音さん!!彼氏の黒瀬利玖を連れて走っています!!いったい、紙には何と書いてあるのでしょうか!!』
途中、恥ずかしいアナウンスが入ったけど気にせず走った。
『そして、ここで片桐花音さんゴールです!!』
「……っ…はぁ…」
「お疲れ様。引いた紙、回収するわね?」
ゴールして、先生に引いた紙を渡すと、先生はその紙を見て
「…ふふっ。なるほどね」
と言った。