新しい恋のはじめかた
夕食と新しい利玖
*
「利玖のお母さん可愛い人だね!お姉さんかと思った!!」
「そうか?俺は花音のほうが可愛いと思うけど」
「なっ!!利玖はいつも可愛いって言い過ぎ!!」
「しょうがねーじゃん。花音が可愛いんだから」
もう利玖にこれ以上言っても勝てない………。
こうなったらお返ししてやる……
「じゃあ、あたしも言う。利玖はすっごくカッコいいよ!!誰よ…りも…///」
「花音ちゃん?最後のほう声小さくなってるよ?」
「だっ…誰よりも利玖は…カッコ…いいっ…///」
何かじゃきったっけから言い出したのに恥ずかしくなってきた…。
「うん。よく出来ました」
「うぅ……」
やっぱりあたしはどうしたって利玖には敵わない……。
利玖のほうがあたしよりも何枚も上手だ。
「ーーー…利玖ー、花音ちゃーん!!ご飯出来たわよー♪」
そこで、利玖のお母さんから呼ばれたので
あたしと利玖はリビングに向かった。