にゃあー!とお鳴きなさい。
前向き、か----。
「..暫く、そんな気にはなれそうにないよ」
又ため息がもれそうだ。
「---そうでもないでしょ」
「へ?」
そう言った海の声に目線を合わせたとたん、俺たちの数メートル先を歩く女子集団の足元を風が通り過ぎて-------
スカートが一斉にひるがえった。
色とりどりのカラフルなパンツの群れ。
「---」
「..な?そうでもないでしょ?」
にっこり笑いながら、きゃあきゃあ言う集団の中を通り過ぎる海。
慌てて俺も後に続く。
「目には目を、パンツにはパンツを------だよ」
「え?」
そう言って海は又笑った。