にゃあー!とお鳴きなさい。


海は俺の親友でもあり、いとこでもある。


海といるといつもなにかしら謎めいた事が起きる。


さっきの事だって---


「---」


「ああっ!!」


突然、声をあげて海が立ち止まった。


「何だよ?どうしたんだ?」


「失敗した」


「は?--なにが?」


「俺は、本当に馬鹿かもしれない...見てみろよ」


「うん?」


海の見つめる先には、違う女子の集団。---に混じって保健室の珠樹(たまき)先生がいた。


「ああ~俺はついてない。何で今日に限って---フレアースカート何だ?!」


「---」


「いつもは、タイトスカートなのに!」


「---」


「ああ~あの中にはどんな神秘の、どんな色の---」


「---」


「まじ、ついてねえ~~」


「---」


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